N-yagi PC ManiaX

PC1066RIMM Part.2

NET徘徊中(笑)に、気になる情報を入手しました。
DP400はPLLがヘタれなので、「3.3v喝入れ」(懐かしい響き)が必要なようです。

DP400付属の電源を開けて見たところ、怪しい半固定抵抗器が3つほど見つかりました。

開けたまま電源を入れて、これらを弄くってみましたが、結局電圧を変える事が出来ませんでした。



掲示板にて、「3.3vセンス線を弄くる事で、喝入れを行う」ページを紹介してもらいました。(Thx.もけもけさん)
そこで、DP400専用電源を開けて3.3vセンス線付近の回路を追ってみました。

電源は2枚の基板で構成されています。

左の写真の白い線がCPUの12v電源で、紫色の線が3.3v系の物です。

3.3v系の根元の拡大写真。
束になっている3.3vの電力線と、1本だけの3.3vセンス線が見えます。

また、これらの根元に100Ωの抵抗器が2つあります。
こんなん 3.3v供給元とセンス部分の間の100Ωは、センス線断線時の安全装置だと思われます。
また、センス線からパターンを辿ると、電源のコントロールを行っていると思われるPICに繋がっていました。




実験1 実験1

まず、電源を直接いじらずに喝入れが出来ないかと考え出されたのが左の図面。
元々、センス線には抵抗なんぞ無かったので、あまり大きな値の抵抗は入れられないと考えました。
また、200ΩでGNDに落としていますが、この値については根拠はありません(ぉぃ

さて、実際に実験するにあたって、「DP400の電源はなるべく無傷で」を条件にしました。 しかし、これがなかなか面倒でした。主な部品となる、24ピンATXコネクタがなかなか見つかりませんでした。


アダプタ製作

12v延長 to XeonPower ATX24ピンのオス&メスコネクタが見つかりません。 仕方が無いので、代わりに使えそうな物を仕入れてきました。

P4用の電源ケーブル延長コード(左側)
コレは、ATX20ピンに足して24ピンにする為の物。

20ピンATX→Xeon用24ピンATX(右側)
DP400には使えません。が、今回は関係なかったり。


加工の様子 20ピン→24ピンの共通部分はそのままに、4ピンの拡張されている線の20ピンコネクタ側を切断します。 また、20ピン側と、P4延長ケーブルのオスを併せて24ピンのオスとするには邪魔な部分がありますので、それを切除。

実際に、DP400の電源に挿してみて上手く行くように調節しました。(意外と、骨が折れる)

表 裏 コネクタ部分が結構無理やりですが、とりあえず物は出来ました。

実装図 実際に取り付けた写真です。コネクター部分がチョッと怪しいですが動作はしました。


接続し、実験開始!
ところが、電源は入るも全く起動しません。アダプターを取るとしっかり起動します。
ヘンな電圧がかかってリミッターが作動している模様。

実験は失敗しました。おそらく、抵抗値が間違っていると思われます。



実験2 実験2

まさかとは思いますが、3.3vセンスが電圧駆動ではなく、電流駆動だったとしたら?
急遽、回路を変更し再び実験。

回路変更と言っても、200Ωを無効にする為に端子をチョン切っただけですが・・・

結果は、殆ど電圧を変化させる事が出来ませんでした。 抵抗値が100Ωと小さかったからかもしれません。
R=0Ω の時、3.34v。
R=100Ω の時、3.36v。この時の、抵抗の両端の電位差は34.7mvでした。
この結果から、センス線には1mA以下の電流しか流れないであろう事が予測できます。

やはり、電圧駆動であり、抵抗器で分圧する以外に方法はなさそうです。



実験3 実験3

実験1と、ほぼ同じ回路ですがGNDに落とす抵抗値を大きくし、ここを調節する方法に変更しました。

結果、抵抗値が1.5kΩ時に、3.5vに昇圧する事が出来ました。
また、1MΩという抵抗値は大きすぎて微調整が出来ず、何度もリミッターがかかって再起動しなければなりませんでした。
そこで、「1MΩ」を「1kΩ固定+1kΩ半固定」に変更し、再度実験を試みました。
この時は、抵抗値が1kΩ(半固定は0Ω)で、3.56vでした。

更に、「1kΩ固定+1kΩ半固定」から「1kΩ半固定のみ」に変更し、実験しました。
その結果、800Ωで3.61v程度になり、これ以上あげるとリミッターが働く為かBIOSがフリーズしてしまいました。 このリミッターを騙さない限り、3.7v以上には昇圧できないようです。



ここで、やっと本題に戻る事が出来そうです。
と言う訳で、PC1066実験を試みました。

が・・・3.6v程度では起動できないようです。
しかし、明らかに3.3v強程度の時よりPOSTコードは進んでいました。もっと上げると動くのだろうか・・・

通常、半導体の電源スペックは±1割のマージンを持っています。1割以上は保証していない場合が多く、 仮に動作しても半導体の寿命が(電圧が上がれば)加速度的に短くなると言われています。
この為、1割以上の昇圧は正直やりたくありません。

でも、PC1066は諦めきれない・・・もはや、アレしか方法が・・・



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