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メモ:マップカオスを用いた可逆圧縮法


某巨大掲示板で見つけたキニナル事柄。
その内検証してみようと思う。


34 :GO MAXIMA :02/07/16 02:45
>>31 くどいと思えるのは力がある証拠でしょう。たのもしいね。 

>>32 

最近 といっても5年前になるが とっても独創的な論文がでているのに 
あまり工学系の人は 知らないみたいだから 紹介します。 
あ 勝手に僕だけが 評価しトルのかもしれん、作者とは一面識もないことは 
いうまでもない。TECHNICAL REPORT OF IEICE NLP97ー65 
マップカオスを用いた可逆圧縮法の 提案 
(安細 勉 、田中 敦、 小林 邦勝 著) 

これは 圧縮とは 情報の冗長さを利用すものだという 発想から抜け出して 
適当なカオスと 符号化しようとする信号の類似性を利用しようというもの。 
ここでの肝は いわゆる乱数の 類似性が こんな原始的方法で 実験的に 
実証された。というたいへん衝撃的な 内容だ。ちょうど10年くらいまえに 
関数空間論の枠組で 乱数を 乱数の関数で分解するとき もちろん 直交関数 
系はないのだが 沢山の基底関数は つくれそうで、ウエーブレットのその先の 
理論を 提案していたひとがいたのが 妙に思いだされる。よいアイデアだが 
遭難しそうだなと 無責任に考えていたことを 思いだした。 
過剰な基底で分解することの 利点よりも 相関がないものの相関に漠然と 
否定的に見ていたのかも知れない。どうも僕が間違っていたようだ。 
つまり直交関数系のイメージに毒されていたようだ。 

分かりやすくいうと、この実験ではy=4x(1ーx)から適当な初期値をきめて 
カオス列を作る、さらに 0.5以下で0 、0.5より大きいと 1として ビット列 
を作り このエンドレスなテープと符号化しようとする信号のビット列を比較 
、符合化はいろいろできるが 原理的には 
テープが 010110001111101010............ 
信号が 1100011111011...........なら 4番目の1から12個一致しているので 
ブロック長を2とすれば (4、6)と符号化するこのくり返し、スキップと一致を 
単純に符号化する。200Mくらいの疑似乱数 ファイルはZIPで100%(つまり 
圧縮不能)この方法で75%に圧縮できたという。このていどであれば偶然では 
ないだろう。 
この方面では テープ作りにセルオートマトンの256個のルールから撰んで 
(なかには カオスにならないものもあるのは知ってるよね。)音声信号を 
可逆圧縮することも行われているようだが 、もとのインパクトに比べると 
落ちるよね。要するに沢山関数集めたから 基底になるってもんじゃないし 
類似性が計れるような 何かを探すんじゃなければ 技術的にも よい結果は 
でないんじゃあないか? 

2002年の時点で5年も前などと書かれているので、結構古い情報のようだが・・・



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このページは、n-yagiが2009年10月 4日 22:59に書いたブログ記事です。

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